第3部 その他の一般諾行事 第13節 落成感謝会(新築竣工感謝会) 本項は住宅建築が落成した時、あるいは移転または増築した場合、その家の聖別感謝会などにも適用することができる。 賛美 聖歌 477「いざみなきたりて」 同 483「われは主にありて楽し」 聖書 詩篇127篇 1 主が家を建てるのでなければ、建てる者の働きはむなしい。主が町を守るのでなければ、守る者の見張りはむなしい。 2 あなたがたが早く起きるのも、おそく休むのも、辛苦の糧を食べるのも、それはむなしい。主はその愛する者には、眠っている間に、このように備えてくださる。 3 見よ。子どもたちは主の賜物、胎の実は報酬である。 4 若い時の子らはまさに勇士の手にある矢のようだ。 5 幸いなことよ。矢筒をその矢で満たしている人は。彼らは、門で敵と語る時にも、恥を見ることがない。 詩篇44篇1-8節 1 神よ。私たちはこの耳で、先祖たちが語ってくれたことを聞きました。あなたが昔、彼らの時代になさったみわざを。 2 あなたは御手をもって、国々を追い払い、そこに彼らを植え、国民にわざわいを与え、そこに彼らを送り込まれました。 3 彼らは、自分の剣によって地を得たのでもなく、自分の腕が彼らを救ったのでもありません。ただあなたの右の手、あなたの腕、あなたの御顔の光が、そうしたのです。あなたが彼らを愛されたからです。 4 神よ。あなたこそ私の王です。ヤコブの勝利を命じてください。 5 あなたによって私たちは、敵を押し返し、御名によって私たちに立ち向かう者どもを踏みつけましょう。 6 私は私の弓にたよりません。私の剣も私を救いません。 7 しかしあなたは、敵から私たちを救い、私たちを憎む者らをはずかしめなさいました。 8 私たちはいつも神によって誇りました。また、あなたの御名をとこしえにほめたたえます。 テサロニケ人への手紙第一、5章12-24節 兄弟たちよ。あなたがたにお願いします。あなたがたの間で労苦し、主にあってあなたがたを指導し、訓戒している人々を認めなさい。その務めのゆえに、愛をもって深い尊敬を払いなさい。お互いの間に平和を保ちなさい。兄弟たち。あなたがたに勧告します。気ままな者を戒め、小心な者を励まし、弱い者を助け、すべての人に対して寛容でありなさい。だれも悪をもって悪に報いないように気をつけ、お互いの間で、またすべての人に対して、いつも善を行なうよう務めなさい。いっも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。すべての事について、感謝しなさい。これが、キリスト・イエスにあって神があなたがたに望んでおられることです。御霊を消してはなりません。預言をないがしろにしてはいけません。すべてのことを見分けて、ほんとうに良いものを堅く守りなさい。悪はどんな悪でも避けなさい。平和の神ご自身が、あなたがたを全く聖なるものとしてくださいますように。主イエス・キリストの来臨のとき、責められるところのないように、あなたがたの霊、たましい、からだが完全に守られますように。あなたがたを召された方は真実ですから、きっとそのことをしてくださいます。 祈祷 万物を統べ治めたもう全能の御神よ、私たちは今、御許しを得て祈りのうちに御旨と信じて企てたこの工事の落成(竣工)を見るにあたり、御名をあがめつつこの幸いな賛美と感謝の時を持たせていただけることを感謝いたします。 イスラエルの聖徒たちが常に自分のいさおしを誇らないで、一切の栄光を神に帰して御名をあがめたように、私たちも、建築落成にあたって御名をあがめるのは当然のことと信じます。 私たちは今、御許しのもとに最善を尽して建築したこの建物を御前におささげいたします。主よ、これを聖別して受け入れ、御旨にかなうものとしてください。またこの建物を盗難や火災等の危険から守ってください。 また私たちの日常生活においても、聖書の教えに従い、神の愛を中心として互いに相親しみ、平和のうちに常に喜び、絶えず祈り、すべてのことを感謝して、神のみこころにかなった信仰生活を送らせてください。 この工事に携わった人々の上にも主の豊かな祝福を与えてくださいますように。主の尊い御名によってお祈りいたします。アーメン。 賛美 聖歌 595「目には見えねども」 勧告(建物の使用目的にかなった勧めをすること) 祈祷 祝辞(祝辞を述べる者のあるとき) 賛美 聖歌 500「みことばなる」 頌栄(あるいは主の祈り) 祝祷